精密計測機器メーカー

売主情報

事業内容 精密計測機器メーカー
対象事業売上 14億円
売却理由 後継者難

買主情報

事業内容 FA 等の機械装置の設計開発
売上 40億円
買収目的 既存事業とのシナジー
スキーム 株式譲渡
概要

対象会社は、押出成型品の検査機器を製作・販売するメーカーである。技術者の社長が一代で築いた会社であるが、保有技術と製品のラインアップが特徴的で、日本のみならず東南アジアにも販路を開拓していた。製品の販売及び保守の取り扱いが合理化されており、小さいながら高い利益率を保持する仕組みも備えている優良企業である。

会社の売上は安定しており、かつ利益率も高いためキャッシュフローも潤沢であったが、社長の子息は対象会社に勤務しておらず、会社内に後継者となりうる社員もいないことから、M&Aの相談に至った。
買い手候補先としてメーカーを中心として打診を続ける中、精密部品加工などを手掛けるメーカーから意向表明が提出されることになった。買い手候補は非公開企業で、M&Aによって積極的に事業拡大を行っているが、買収対象会社の個性を重視し、買収後も名称や本社を変更しない方針を取っていた。自らの名前がついた会社名が継続されるとともに、買収先から派遣されてきた新社長のもとで会社は業績を拡大させている。