模型玩具の卸売業

対象会社は、模型の卸売りとしては老舗で業界でも主導的地位を築いていた。先代が築いたメーカーとの取引関係、及び得意先ネットワークから安定的な営業利益を計上していた。
しかしながら、少子高齢化に伴う売上の減少、従業員の高齢化、後継者難という問題を抱えていた。

経営を引き継いだ現社長も60歳代の後半となり、経営の承継を考えるとM&Aの実行しかないという結論となり弊社に相談があった。
買い手候補先として上場の玩具卸売り会社が候補に挙がり、交渉を開始することになった。買い手候補は対象会社が有する仕入先とのネットワークに大きな魅力を感じ、自らの販路を利用することで対象会社の売上を大きく伸ばすことができると判断し、M&Aを実行することとなった。